2024.08.08
勉強のモチベ
小学6年生のたつき(仮名)は、今日もベイブレードに没頭している。ベイブレードの種類について聞いていると、「どうにかして勉強させてよ」と唐突に言ってきた。見るとテーブルの上には、ちらっとカバンからのぞかせている夏休みの宿題があった。
僕「勉強したいの?」たつき「いや勉強したくない」僕「じゃーやんなくていいんじゃない?」
やらなくていいと言われ、きょとんとしたたつき。
たつき「そー言われるとおもわんかったけど、やらないといけないじゃん」
僕「どーして?」たつき「やってなかったら先生に怒られるから」
僕「先生に怒られるだけじゃん」たつき「怒られてる時間に、他のこと楽しめるかもしれないし、他の事勉強してるかもしれないのに、その時間無駄じゃん!!」
怒られてる時間が無駄だと話すたつきに、たしかに!とうなずいてしまう私。
僕「そりゃ無駄だ。じゃー無駄な時間減らす必要があるね。ん-どしたらいいと思う?」
たつき「、、、勉強やるかー」と、おもむろに夏休みの宿題を開いた。
今日はどこやるの?と聞くと、「国語も社会も理科も終わっているからあと算数だけ」と話すたつき。
算数はどうしても苦手で、一人でできないし、誰かに教えてほしいわけでもないと話すたつきに
「答え見たらいいじゃん」と伝えると、また目を丸くして「ダメでしょ。いんちきだよ」と言われる。
「答えをただ写すだけじゃなくて、答えから解き方やその仕組みを理解することは大切な勉強方法だよ。見てても分からないところあったらその時に、教科書で調べたり、知ってそうな人に聞けたらいいね。もちろん解けそうな問題があったら、答えを見ずに解いてみるのも大事だよねー」
というと、「わかったわかった。話長いわ」と言いながら、やってないページを開いて、早速質問してきた。「ここ解き方見てもわからないんだけどさ」
5ページほどやったら 今日のノルマ終了!と言って、キックボードを思いっきり乗り回しに行くたつき。
きっと勉強したかったたつき。やりたいけどできない理由があるたつき。
解けてよかったね。聞いてくれてありがとう。