2024.10.03
飲み物どうぞ
ある日、小学2年生のチカちゃんと公園にブランコを乗りに行ったら、すでに中学生の女の子の先客がいました。
その子はこちらに気づくと急いで荷物をまとめて「どうぞ」とブランコを譲ってくれます。
でもブランコは2つあったので、「ブランコおひとつどうぞ!」と返すと「たくさん乗ったので」と遠慮気味な返事が返ってきました。「いいね!ブランコ楽しいよね!譲ってくれてありがとう」と伝えると、その子は会釈して帰っていきました。
チカちゃんと少しブランコに揺られながらおしゃべり。そろそろ戻るかーと話をしていると、さっきの中学生が飲み物を抱えながら戻ってきて、「飲み物どうぞ」と私とチカちゃんに渡してくれました。
その流れで今度はチカちゃんと中学生が一緒にブランコぶらぶら。私と中学生が話をしていると、チカちゃんも話に参加。その話を一生懸命聞いて相槌をしてくれます。
「飲み物どうぞ」と持ってきたのは「なんとなく」と話す中学生。
この公園での関わりには、目的はなく、計画もなく。
でも、この居心地の良さが、子どもにとって大事であり、それが『居場所』なのだと感じました。